フィリピンの気候:基礎知識
年平均気温は26~27度の熱帯性気候
フィリピンは全域が低緯度に位置し、加えて28℃以上の温かい海水域に囲まれているため、 一年中高温多湿です。年平均気温は年平均気温は26~27度。湿度は高いですが、 年間を通じて温度差が少ないため、年間を通じて暖かく、過ごし易いと言えます。
フィリピンの気候は、12月~5月が乾季、6月から10月が雨季、 と言われています。あるいは、11月~2月を涼しい乾季、3月~5月を暑い乾季とする分け方もあります。
しかし、これはマニラなどを含むルソン島の西側地域の気候で、フィリピンの気候は、 かなり地域差があります。
例えば、セブ島では集中的に降雨が多い雨季と言えるような季節はありません。 また、サマール島などでは乾季と言えるような季節がなく、 11月~1月に大雨が降ります。ミンダナオ島の多くの地域では、年間を通じてかなりの雨が降ります。
大小7107もの島からなり、しかも高い山が多く、緯度も15度以上にも渡っている (つまり南北にかなり長い)ため、フィリピンの気候は、かなりの地域差があるのです。
ちなみに、日本を襲う台風の多くはフィリピン近辺、あるいは フィリピンを経由して来ますが、その多くはルソン島近辺、あるいは経由であって、 ミンダナオ島にはそれほど台風はないようです。
とはいえ、大まかなイメージで言えば、年間を通じて涼しいのが1月、 最も暑いのが5月といったとろこでしょうか。非常に暑い5月は、 フィリピン各地でフェスティバルが数多く開催される時期でもあります。
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