フィリピンのビール
サンミゲル/サンミゲール/サン・ミゲル・ビール
フィリピンのビールと言えば、茶色のずんぐりした小瓶でお馴染みのサンミゲルが、まず思い浮かびます。
最初に飲んだのは、日本でもフィリピンでもなく、香港でした。当時は、てっきり香港ローカル・ブランドのビールだと思っていました ^_^;
「コクのあるキレ」というよりも、むしろクアーズのようなスッキリとしたのど越しの良さで、 ガブガブ飲める“清涼飲料水”感覚のビールだなぁ、という印象を持ったものです。
一昔前、二昔前は、茶色のサンミゲル・ピルスナーの一種類ぐらいしか見かけませんでしたが、
今では、低カロリーのサンミゲル・ライト、強～いコクと苦味が利いたレッド・ホース、
アルコール度数が高いサンミゲル・ストロングアイス、日本のビールを意識した（？）サンミゲル・スーパードライ
などなど、9種類ほど展開しています。
さて、サンミゲール・ビールを生産しているサンミゲル社（SMC）は、ビールだけでなく、清涼飲料水、食品、そして包装会社として事業を展開しています。
そういえば、まず一度ビールを作った上で、そこに パイナップル香料、砂糖水、カラメルなどを加えた、カリ（Cali）という清涼飲料水（正確には、アルコール度数0.01％）もサンミゲル社のボトルの一つです。
サンミゲル社は、フィリピンのビール・マーケットの約90％のシェアを誇っており、 清涼飲料の分野でも約87パーセントのシェアを占めています。
2001年の資料によると、サンミゲル社全体の事業は、フィリピンの国内総生産の実に4.5パーセントを占めています！ まさにビッグ・カンパニーです。従業員の数は、約2万6000人。
歴史も古く、1890年に創業開始。1914年からは、早くも上海、香港、グアムにビールを 輸出しています。1948年には香港に醸造所を作り、ビールの生産を開始しているので、「香港のビール」 というイメージを持っている方も、実は多いそうな。私もそのうちの一人でした。
ちなみに、社名の「San Miguel」は、キリスト教の聖ミカエルから来ています。
さて、 これだけ大きな企業となると社会的な影響力も強く、バスケットボールチームを幾つも持ったり、 あるいはサンミゲル財団が、サンミゲル・フィルハーモニック・オーケストラ/San Miguel Philharmonic Orchestra を運営していたりします。
サンミゲール・ビールは、香港でも非常にポピュラーなビールですが、 中国、オーストラリア、べトナム、インドネシア、タイなどにも拠点を持ち、グローバな展開をしています。 日本では、キリンビールが、サンミゲル社のビール部門（San Miguel Beer Division）に約20％ 出資しています。
- サンミゲル/サン・ミゲル社 - San Miguel Corporation
- フィリピン、サンミゲル社の公式サイトです。
- サンミゲル・ビール - San Miguel Beer Division
- フィリピン、サンミゲル社のビール部門（San Miguel Beer Division）は、略してSMBD と呼ばれています。SMBDだけで独立したプロモーション・サイトを展開しています。
サンミゲル・ビール図鑑
- サンミゲル スタイニー瓶 - San Miguel Pale Pilsen
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フィリピンのビールといえば、まずはコレ！ のど越しが良いスッキリとした味わいがある、ピルスナー・タイプのビールです。
サンミゲル社が1890年に創業して以来、実に1世紀以上にも渡って、改良され、醸造され続けてきた由緒あるビールです！！
フィリピン国内で販売されているスタイニーボトルはラベルを使っておらず、文字を直接、ボトルにプリントしています。
サンミゲール・スタビーとも呼ばれています。
容量は320mlですが、1000mlの大瓶もあります。アルコール度数は5％です。
サンミゲルのビールを飲んでみる！ - サミゲール・ピルスナー - San Miguel Pale Pilsen
スタイニー瓶に比べて、ゴールドのラベルがちょっぴり高級感を出しています。容量もスタイニー瓶
より、ちょっと多めの355ml。お値段もちょっぴり高かったりします。でも、お味の方は・・・同じような・・・^_^;
ちなみに、ピルスナーとは、チェコのピルゼン地方を発祥とするビールのスタイルの一種で、ホップの苦味を特長としたビールです。
現在、世界中で醸造されているビールのほとんどはピルスナースタイルです。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル 缶 - San Miguel Pale Pilsen
San Miguel Pale Pilsenの缶タイプです。
黄金の色に襷がけのブランド・ラベル・デザインが、なかなかお洒落ですね！
ところで、フィリピンでは購入したお店にビール瓶を
持っていくと、1ペソばかりキャッシュバックされますが、缶だとそういうワケにもいきません^_^;
容量は330mlですが、500mlのキングサイズの缶もあります。何でも、タイのサンミゲール工場で醸造したものを
逆輸入しているそうです。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・ライト - San Miguel Light
低カロリーのサンミゲル・ライトが登場したのは、いつのことか正確には知りません。恐らく1990年代後半、
世界的なダイエット・ブームを背景に登場したのでは、と勝手に推測しています。それにしても、通常のサミゲール・ピルスナーでも
かなり、のど越しがよくゴクゴク飲めてしまうのに、ライトとなると…限りなく清涼飲料水に近くづいているような^_^;
容量330ml、アルコール度数5％です。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・ライト 缶 - San Miguel Light Can
低カロリーのサンミゲル・ライトの缶タイプです。瓶タイプが、透明なボトルに琥珀色のビール、
そしてブルーのラベルがうま～くマッチして心地よい清涼感を出していることに対して、
缶タイプは、シルバーにブルーのラベル。ちょっと日本のビール缶を思わせるデザインですね。容量330ml。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・ダーク - San Miguel Dark
サンミゲル・ダークとは、つまり黒ビールのことですね。
黒ビールは、麦芽をローストして苦みと渋味を引き出し、カラメルを加えて仕上げた独特のテイストをしていますが、
こちらのサンミゲル・ダークは、苦みと渋味がマイルドに仕上げられています。こうした「コクのあるビール」も
登場するなど、年々、フィリピンの味も多様化してきたを伺わせます。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・スーパードライ 瓶 - San Miguel Super Dry
比較的、新しく登場したサンミゲル・スーパードライ。このネーミング、
日本の●サヒ・スーパードライを意識しているに違いありません^_^; しかーし・・・。
サンミゲルと日本のキリン・ビールは資本提携しているほど密接な間がらですが、●サヒとは、あまり関係が
ないような。こちらのサンミゲル・スーパードライも、未だ飲んだことがありません。のど越しが、さらに良いそうです。
次回の渡比でのお楽しみです。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・スーパードライ 缶 - San Miguel Super Dry
未だ飲んだことがないサンミゲル・スーパードライですが、
フィリピンでは、ちょっと高めのビールとして販売されています。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・ストロングアイス 瓶 - San Miguel Strong Ice
アルコール度数6.3％と、強めのビールです。容量330ml。といっても、このストロングアイスは未だ飲んだことが
ありません。恐らく、サンミゲルのラインナップの中で、一番、新しいビールです。
ひょっとしたら、ライトと間違えて飲んだ記憶もあるような、ないような・・・。酔っていたので、あまり
覚えていません^_^; 次回の旅行でのお楽しみに！
サンミゲルのビールを飲んでみる！- サンミゲル・ストロングアイス 缶 - San Miguel Strong Ice
サンミゲル・ストロングアイスの瓶タイプは、ライトと同じく透明な瓶。さらに襷かけのブルーのラベルが、
いかにも、キリッとしたキンキンの清涼感を演出しています。缶タイプは、ブルーにシルバーのラベル。あれだけ
熱い国で、このデザインを見れば、思わずゴクリと飲みたくなりますね！
アルコール度数6.3％、容量330ml。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- レッドホース 瓶 - RED HORSE
昔、初めてレッドホースを見つけて飲んだ時は、“清涼飲料水”感覚のサミゲール・ピルスナーに比べて、
ホップの苦味と渋みがずっしりと利いたテイストに、「おおっ！ フィリピンでもキリン・ラガーみたいなビールが登場か」
と思ったものです^_^; 「きっとサンミゲル社に対抗して、新しい味で対抗？」なーんて思ったりもしましたが、
こちらも、サンミゲルが醸造しているビールですた。でも、なぜか「サンミゲル」を前面に打ち出していません。
マーケティング的な理由からでしょうか。容量は500mlと大瓶の1000mlがあります。お値段は、フィリピン国内では、
サミゲール・ピルスナーより、若干、安めです。
サンミゲルのビールを飲んでみる！- レッドホース 缶 - RED HORSE
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レッドホース 缶タイプです。デザインが、あまりビールのような感じがしません。どちらかというと、
アセロラ・ドリンクのような・・・^_^;
サンミゲルのビールを飲んでみる！