パラワン島ガイド

フィリピン最後の秘境 パラワン島 - Palawan Island Guide

フィリピンの南西部に位置するパラワン諸島には、合計1768の島があり、南北の全長は650キロメートルにも及びます。パラワン島を中心とするパラワン州は、フィリピンで最も大きな州となります。

パラワン本島を中心に、島の北西にはブスアンガ島、クリオン島、コロン島などで構成されるカラミアン諸島/Calamian Groupがある他、クヨ諸島/Cuyo Islands、東部のカガヤン諸島/Cagayan Islandsなどがあります。

ちなみに、パラワン州はミマロパ地方に属していましたが、2005年の大統領令により、西ヴィサヤ地方/Western Visayas, Region VIに属する形となっています。ところが、住民の多くは、この決定に反対しているようです。

パラワン本島は、南北の長さ397キロメートル、東西の幅は約40キロメートルという細長い島です。パラワン島には南北を走る山脈があり、主な産業は漁業と農業です。

一番の特徴は、何といっても「フィリピン最後の秘境」と呼ばれているほど手付かずの美しい自然が多く残されていることです。

島のほとんどは、密林に覆われた高い山岳地帯。貴重な生態系が残っており、マウス・ディア(ネズミ鹿/手乗り鹿)、キングコブラを始め、希少な蝶々など、他では見られない固有種である動植物が生息しています。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園、トゥバタハ岩礁海中公園は、世界遺産に登録されています。

パラワン島の中央部東側にある州都プエルト・プリンセサ/Puerto Princesa が、パラワン島の経済、文化の中心です。

近辺には、アイランド・ホッピングを楽しめるホンダ湾やセント・ポール洞窟を流れる地下河川などがあります。

また、先住民族であるバタック族のように独自の文化を守りつづけている地域も、近くにあります。

パラワン島の北部にあるエルニド/El Nido、ポート・バートン/Port Barton は、リゾート地として世界的に有名です。

ところで、パラワン島は、熱帯性マラリアの発生地域としてしられています。旅行する際は、マラリア蚊対策をしっかりと!

パラワン島の地図/航空写真