船/フェリーによるフィリピン国内の移動

フィリピンは大小7107もの島から成る群島国家です。基本的な移動手段として、船/フェリー会社の 需要は強く、実にたくさんの会社があります。

大手のスーパーフェリー、ネグロス・ナビゲーション、スルピシオ・ラインを始め、 小さな会社を含めると、フィリピン全土にどれだけの数の会社があるのか、ちょっとわからないほどです。

各社は、随時、各種割引プロモーションを行うなど、顧客獲得の競争を繰り広げています。

一昔前は、「フィリピンの旅客船は老朽化が激しい上に、乗客を定員オーバー、詰め込み過ぎるため、よく沈没する!」 と言われていました・・・^^; 最近は改善していると聞いています……はい。

ところで、船/フェリーの運航スケジュールは頻繁に変更したり、廃止となるので、 利用に当たっては、現地で直接、オフィスに問い合わせるなどの注意が必要です。
以下、主な会社をリスト化してみました。

フィリピンの船/フェリー会社リスト

スーパーフェリー / Superferry(WG&A)
フィリピンの主要な島をカバーしているスーパーフェリー/Super Ferry(WG&A)の公式サイトです。 ルート、スケジュールなども照会できます。随時、プロモーション(ディスカウント)を展開しており、 オンライン予約も受け付けているようです。
マニラ・オフィス所在地:12th Floor, Times Plaza Building, United Nations Avenue corner Taft Avenue Manila 1000, Philippines
Tel:02-528-7979 / 02-528-7171
スーパーフェリー・カスタマー・センター所在地:7th Floor, Times Plaza Building United Nations Avenue corner Taft Avenue Manila
Tel:02-528-7000
ネグロス・ナビゲーション / Negros Navigation
大手のフェリー会社ネグロス・ナビゲーション / Negros Navigationの公式サイトです。 1932年にビサヤ地方の富裕層の船足として設立された歴史を持っています。 ルート、スケジュール、プロモーションなど。
マニラオフィス所在地:Pier2, North Harbor Tondo, Manila
Tel:02-245 5588 02-244-0408 02-247-7432
スルピシオ・ライン / Sulpicio Lines Inc.
フィリピンの主要な島をカバーしているスルピシオ・ライン / Sulpicio Linesの公式サイトです。 ルート、スケジュール、プロモーションなど。
マニラオフィス所在地:415 San Fernando St, Binondo, Manila
Tel:02-241-9701 to 07  02-241-9801 to 05
Fax:02-242-2898
マニラ・ターミナル・オフィス所在地:Pier 12, North Harbor Tondo, Manila
Tel:02-245-0616 to 30
Fax:02-243-4570 243-4571
セブ・ヘッド・オフィス所在地:Don Sulpicio Go Bldg., Sulpicio Go Street, Reclamation Area, P.O.Box No. 137 Cebu City
Tel:032-232-5361 to 79
Fax:032-232-1216, 232-5380
MBRS Lines
マニラとパナイ島などのビサヤ地方との間を就航しています。 ボラカイ島に渡る起点となるパナイ島のカティクラン港への船も出ています。
マニラ・オフィス所在地:153 Maginhawa Street, Sikatuna Hill. Q.C.
Pier 8, North Harbour, Manila
Tel:02-921-6716 02-243-5888 02-243-5886 02-241-8539 02-241-8497
スーパーキャット/SuperCat Fast Ferry Corporation
セブ島を中心にビサヤ・エリアを高速フェリーで結ぶスーパーキャット/SuperCat Fast Ferry Corporationの公式サイトです。フィリピンの大手、WG&A系列。ルート、スケジュールなど。
セブのチケット・オフィス所在地:Pier 4,North Reclamation Area, Cebu City
Tel:032-233-7000 / 032-234-9630 to 34
Fax:032-234-9667
オーシャン・ジェット / Ocean Jet
セブにヘッドオフィスを置く高速フェリー会社、 オーシャン・ジェット(Ocean Fast Ferries, Inc.)の公式サイトです。 スケジュール、料金などが掲載されています。 随時、各種割引プロモーションを行っています。 高速ジェット船内では、Wi-fiを使ってのインターネット接続も可能とあります。
セブのオフィス所在地:Pier 1, CPA Building, North Reclamation Area, Cebu City
Tel:032-255-7560 Fax:032-255-0115 / 032-416-6669
ウィザムエクスプレス - WeeSam Express
サンボアンガ市にヘッドオフィスを置く高速フェリーの会社、ウィザムエクスプレス/WeeSam Expressの公式サイトです。現在、サイトは閉鎖? セブのオフィス所在地:Pier 4, North Reclamation Area, Cebu City
Tel:032-412-9562 / 231-7737

スルピシオ・ラインのキャビン・クラス乗船記

数年前にセブ島からマニラまで、約26時間かけて船旅をしたことがあります。 乗ったのは、最大手の船会社WG&Aに次いで、大手と言われている スルピシオ・ラインです。

船の運航はスケジュールの変更が頻繁にあるため、直接、チケットオフィスに赴いて状況を確認した上で チケットを購入するのが良いと聞いていたので、まず港の近くにあるオフィスに直接、赴きました。

最初は、 最大手のWG&Aに足を運びましたが、あいにく当日にはマニラへの運行がありませんでした。 (直接、チケットオフィスを訪れる前に、まず電話で確認するべきでした)。

スルピシオ・ラインの船

そこで、次にスルピシオ・ラインのオフィスに赴くと、その日の夜にマニラ行きの船がありました。 大型客船は、値段によってスイート、キャビン、ビジネスクラス、ツーリストクラス、さらに一番、料金が 安いエコノミークラスといった具合に分かれています。エコノミークラスは、さらにデラックスタイプの エコノミーと、そうではないエコノミーとに分かれていることもあるようです。

その時乗ったのは、キャビンクラスです。 キャビンクラスは、普通、2人から数人を一つの部屋でシェアする形となります。 その時は、一人旅だったので、誰か相手がいる方が退屈しないと思ったからです。

キャビン・クラスの当日チケットを購入した後、しばらく時間をつぶしてから、 当日の朝チェックアウトした宿のフロントに預けてあった荷物を取りに行き、 出発時刻の2時間前に、港の指定の桟橋に行き、乗船しました。

桟橋には、乗船待ちの人がズラリと並んでいましたが、キャビン・クラスのチケットを 見せると、サッと通してくれました。聞けば、乗船するお客さんの約90%は、 エコノミークラスだそうな。

キャビンクラスの様子

船は、日本の中古船で、ところどころ日本語のプレートなどが目につきました。 乗船してキャビン・クラスの部屋で(左写真)バッグなどを整理していると、係員が部屋にやってきて、 チケットを提示するよう求められました。

ところが、確かに乗船時に見せたチケットが、なぜか見当たりません! すると、係員は ちょっと深刻な顔つきに・・・。

「おっかしいなぁ・・・」とボヤきつつ、チケットを探していると、係員はさらにさらに 険しい顔つきになり、「いいかい! これは非常に、ヒッジョーに重要な事なんだよ!」・・・^_^; 

「こりゃ、どこかに落としちゃったのかな」と思いつつ、ふと ポケットを探ると、ありました、ありました(苦笑)。 でもまぁ、ちゃんと管理している感じが伺えて、かえって安心しました。

さて、相部屋となったフィリピン人は予想に反して、非常に物静かで、こちらから話しかけない限り全く話をしない方でした。 「フィリピン人でも、あまり話好きで無い人がいるんだぁ」と小さな発見がありましたが、正直、かなり退屈 しました。

ツーリストクラスの様子

というワケで、 7人〜14人が相部屋になるビジネスクラスや、2段ベッドが並ぶドミトリーのような雰囲気の エコノミークラス(左写真)にすれば、退屈しなかったかなぁ、と思ったりしたものです。 でも、船によっては、エコノミークラスの様子は悲惨の一言、だそうな ^_^; 

夕食と翌朝の朝食は、チケット代込み。 しかも、食堂はツーリストクラスの食堂とは違う箇所にある ちょっとだけリッチな食堂。お味の方は・・・・・・・可もなく不可もなく、といった感じでした。

しかし、とにかくすることがなくて、本当に退屈しました。相部屋となったフィリピン人は、ずっと部屋の ベッドにごろごろしていて、全く口を開かず寡黙そのもの。しょうがないのでデッキに出て、波や近くの 島を見ていると、「日本人か?」と話かけてくるフィリピン人。聞けば、日本のJAICAの仕事で、 ベトナムに橋を作っていたことがあるそうな。

「とにかく時間に厳しいボスだった。でも、仕事が終われば、さぁ、みんなで飲むか! っていう感じの日本人だったなぁ」といった話を懐かしそうにしていました。ひとしきり 話をしてから、また一人でぶらぶらしていると、そのフィリピン人、一人旅のフィリピン女性をチラチラ 見ては近づき、盛んに話かけてました(苦笑)。

丸一日以上かけてマニラ港に近づくと、乗客の多くは携帯電話を片手に 電波が届くか盛んにチェックし始めます。テックス(日本で言うショートメール)です。

さて、時はすでに真夜中。約2時間遅れの到着です。 港の付近は物騒だし、タクシーもメーター料金では行ってくれないだろうなぁ、と思っていると、 商売の関係でいつも船旅をしているという相部屋になった寡黙なフィリピン人が、「朝まで、このまま船の中で過ごせばよい。追加料金もかからない」 とアドバイスしてくれました。ナルホド!

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