タクシーの利用の仕方

タクシー料金について

メトロ・マニラのタクシーは、すべてメーター制です。 基本/初乗り料金は最初の350メートルが30ペソ(2015年3月6日に40ペソから30ペソへと値下がりしましたが、タクシーに搭載してるメーターは依然として40ペソとなっているので、実際の料金は、-10ペソ)。以後、250メートルごとに2.5ペソが加算されます。

タクシーの利用に際しては小銭の用意を。100ペソ札や500ペソ札、あるは1000ペソ札しかない場合は、コンビニで少額の買い物をするなどして小銭に崩してからタクシーに乗るのがコツです。小銭がないと、「釣り銭がない」と言われ、事実上、チップとなってしまいます。

ところで、フィリピンのタクシーは世界的に見て非常に料金が安い、という資料を読みました。 Price of Travel という旅行関係のサイトが、2011年4月に発表した 「世界タクシー料金ー72都市における3キロ乗車の値段 / World taxi prices: What a 3-kilometer ride costs in 72 big cities」によると、一番安いのがインドのデリーでした。

そして、 気になるフィリピンを見ると、なんと、フィリピンのマニラが5番目の安さにランクイン。アジア地域で限定すれば、インドに次いで2位という安さとなっています・・・・・・知りませんでした。

フィリピンでタクシーに乗る時の注意すること

移動に便利、しかもとっても安い! タクシーですが、実は利用に際しては注意が必要です。中にはメーターを倒してくれなかったり、メーター料金をごますケースもあります。管理人は、タクシーに乗るときは以下のようにしています。

道でタクシーの姿を見かけたら、手を真横に出して、乗車する意思があることを示します。タクシーが道の傍らに停まったら、運転手の顔つき、様子をさりげなく観察します。タクシー・ドライバーの方から「タクシー?」と声をかけてくるタクシーは、基本的に乗りません。

タクシーの後部座席ではなく、運転手の横の席に乗り込み、さりげなくメーターを指して、「メーターを使ってください」とアピールします。普通なら、走り出してからメーターを倒してくれます。

ところが、メーターを使うそぶりを見せないドライバーもいます。観光スポットなどで頻繁に日本人客を乗せていたりするタクシーは、「日本人/旅行者のようだな? ちょろい!」といった感じでメーターを使おうとしないケースが多いように感じます。

そんな時は、「メーター、プリーズ」と言います。それでも、こちらの言葉を無視してメーターを使うそぶりを見せない時は、「ストップ! プリーズ!」といってドアを自分で開け、車を降りてしまいます。こうしたことでストレスを感じてもしょうがないので、なるべく淡々と他のタクシーを探します。

ちゃんとメーターを使ってくれる場合でも、まだ油断できません。メーターを不正に操作して法外な値段をふっかけてくることがあるのです。どうもメーターの下あたり(あるいは足元?)にメーターの表示をごまかす仕掛けがあるようです。

実際、昨日、200ペソちょっとだのに、同じ道のりで今日は400ペソって、どういうこと? ということがあります。

ドライバーの横に座るのは、一つにはこうした理由があるからです。後部座席に座ると、ドライバーがメーターを不正操作してもよく見えませんからね。

何度かタクシーで苦いを経験をしたことがあるので、タクシーに乗ったら、なるべくドライバーに話しかけて、こちらに好印象を持ってもらうようにしています。

そして、「この通りは、何何通りだよね?」「あれ、ここは何ていう通りだったけ?」という会話も、必ず挟み込むようにしています。回り道をさせないようにという意図もありますが、こうして普段から道を覚えるようにしています。

目的地についたら料金を支払います。チップを払う必要は全くありませんが、ドライバーと話が弾んだり、有意義な会話が出来たと思った場合は、10ペソから20ペソぐらい払うようにしています。少ないですか? (笑)。

追記: フィリピンの法律が改正され、タクシーの領収書発行が義務付けられています。

タクシー配車(乗車)サービスのアプリが便利

最近は、何かとスマホのアプリが便利な世の中。フィリピンでも大都市では、「GrabTaxi」や「Easy Taxi」などのタクシー配車(乗車)アプリを使うことができます。

タクシー配車(乗車)アプリは、日本でも「UBER」(ウーバー)や「LINE TAXI」などが注目を集めています。

こうしたタクシー配車(乗車)アプリは、メーターの金額にプラスして、予約手数料が数十ペソかかります。しかしながら、利用したデータが残り、ぼったくりなどの被害に合う可能性が非常に低いため、安心感がありますね。

なお、「GrabTaxi」は頻繁に割引プロモーションを展開しており、人気があるようです。

代表的なタクシー配車(乗車)サービス・アプリ

GrabTaxi
マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、そしてフィリピンと、東南アジアの各都市でサービスを展開。以下の公式サイトを見ると、フィリピンではマニラ、セブ、ダバオ、イロイロ、バコロド、バギオ、カガヤン・デ・オロでサービスを展開中。
公式サイト Philippines - Grab
アプリのダウンロード先(iPhone & Androido) Download The Grab App Now!
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Easy Taxi
世界各地でサービスを展開。公式サイトを見ると、フィリピンではセブとマニラで利用できるとあります。
公式サイト Easy Taxi