ジプニーの利用

ジプニー/ジープニー/Jeepney

ジープニー

米軍が使っていたジープを、フィリピン独特の「乗合バス」に改造した乗り物がジプニーです。 けばけばしいまでにペインティングされたボディに、飾りをいろいろ取り付けたフロント部分。 見ているだけで楽しいですね。

ジープニーを数年、撮り続けているカメラマンの方に会ったことがあります。以来、折をみて 面白いデザインのジプニーを見かけたら、写真を撮ろうと思いつつ、あまり撮れていません。

マニラでは毎年、ジプニー祭りなるものが開催されているとのこと。是非、一度、見てみたいものです。

ところで、フィリピンでは「Jeepney」という表記ですが、日本語だと「ジプニー」と「ジープニー」のどちらの表記が良いのでしょうか。

ジプニー/Jeepneyの乗り方

ジプニーのフロント部分やサイドのボディ部分に、行き先が書かれています。そこで、自分が行きたい場所と一致していれば、手をあげて、乗車したい意思をドライバーに告げます。

腰をかがめて乗り込んだら、席を確保。運転手に「バヤッド」と言って運賃を払えばいいのですが、距離によって運賃は変わるので、正確な料金がわからない場合は、 ちょっと大目に出せば、ドライバーから乗客の手渡しを経て、お釣りが帰ってきます。

メトロ・マニラでのジプニーの初乗り料金は、2012年3月21日に値上げされ、8.5ペソです。100ペソ札や500ペソ札しかない場合は、必ず小物などを買って小銭に崩してから乗りましょう。 お釣りがなくて、ドライバーを困らせるのも気の毒です。

乗ろうとしたジプニーが乗客で込んでいる時は、次のジプニーを待てばいいだけの話ですが、 それでも乗り込むと、他の乗客がサッと席を詰めて、座れるだけのスペースを開けて くれることもあります。そんな、ごくごく自然な振る舞いを目にすると、果たして日本で 同じような光景を頻繁に目にすることができるだろうか、と思ってしまいます。

降りたい時は、天井を「コンコンッ!」といった感じで叩いたり、「パラ」と言えば、一瞬、停めてくれるか、あるいは速度を落としてくれるので、 サッと降ります。

ところで、このジプニーの乗客を狙ったピストル強盗が頻発しているようです。不運にも遭遇したら、強盗の顔を見ないようにして 、言われるままに金品を差し出すのが賢明のようです。命が大事です!