『壊れた心』 第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品!

冷酷な殺し屋と娼婦の逃避行をパンキッシュに描いた『壊れた心』が第27回東京国際映画祭に登場! / 2014年10月23日(木)~31日(金)

2014年10月23日(木)~31日(金)、六本木ヒルズ(港区)やTOHOシネマズ日本橋(中央区)を舞台に「第27回東京国際映画祭(27th Tokyo International Film Festival)」が開催されます。

フィリピン映画に興味を持つ者として見逃せないのが、コンペティション部門に出品される本作品『壊れた心』)、世界各国の話題作を取り上げる「ワールド・フォーカス」部門で上映されるラヴ・ディアス監督作品『昔のはじまり』、 さらに「アジアの未来」部門でワールドプレミア上映される『雲のかなた』です。

『壊れた心』が描くのは、 フィリピンのスラム街を、冷酷な殺し屋と娼婦がひた走る逃避行・・・。

殺し屋を演じるのは浅野忠信。パンキッシュな音楽を背景に、オーストラリア出身の撮影名手のクリストファー・ドイル(!)がスラムの底辺をひた走る姿を過激かつ甘美にカメラに収めています。映画ファンを唸らされる手腕です。

カオス的な悪夢の中に、ある種の私情や感情が立ち上る稀有な作品です。

作品を手がけたのは、フィリピンにおけるデジタル時代の旗手、ケヴィン監督。映像作家として既に膨大な数の作品を製作する一方、詩や音楽でもマルチな才能を発揮する監督です。

ケヴィン監督は2012年に同名の短編映画(15分)を手がけています。おそらくその映画のコンセプトを 元に発展させた作品ではないでしょうか。

『壊れた心』上映スケジュール

10月24日(金)21:45~
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7
※登壇ゲストの予定有り。
舞台挨拶: ケヴィン(監督/脚本/プロデューサー/作曲/音楽)、アンドレ・プエルトラノ(俳優)、ヴィム・ナデラ(俳優)、ステファン・ホール(プロデューサー/音楽スーパーバイザー)、マルチェロ・ブッシ(俳優)、クリストファー・ドイル(撮影監督)、エレナ・カザン(女優)
Q&A:ケヴィン(監督/脚本/プロデューサー/作曲/音楽)、アンドレ・プエルトラノ(俳優)、ヴィム・ナデラ(俳優)、ステファン・ホール(プロデューサー/音楽スーパーバイザー)、クリストファー・ドイル(撮影監督)、エレナ・カザン(女)
10月27日(月)11:10~
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6
※登壇ゲストの予定有り。
ケヴィン(監督/脚本/プロデューサー/作曲/音楽)、アンドレ・プエルトラノ(俳優)、ナタリア・アセベド(女優)、ヴィム・ナデラ(俳優)、ステファン・ホール(プロデューサー/音楽スーパーバイザー)、マルチェロ・ブッシ(俳優)
10月28日(火)18:15~
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6
料金
一般料金:1300円(税込)
学生料金:1000円(税込)
学生当日料金:500円(税込)
チケット購入方法

『壊れた心』公式予告編

2012年制作の『壊れた心』短編バージョンの予告編

『壊れた心』オリジナルポスター

Ruined Heart! / Pusong Wazak! Ruined Heart! / Pusong Wazak! Ruined Heart! / Pusong Wazak!

『壊れた心』作品データ

タイトル
邦題:壊れた心 / 英題:Ruined Heart! / 原題:Pusong Wazak!
監督
ケヴィン(Khavn Nicolas de la Cruz)
脚本
ケヴィン(Khavn Nicolas de la Cruz)
キャスト
製作年/製作国/言語
2014年 フィリピン=ドイツ、フィリピン、フィリピン語
上映時間
73分
関連サイト
Facebook:Pusong Wazak | Ruined Heart
ケヴィン監督のサイト:Khavn De La Cruz

第27回東京国際映画祭の概要

2014年10月23日(木)~31日(金)、六本木ヒルズ(港区)やTOHOシネマズ日本橋(中央区)を舞台に開催される「第27回東京国際映画祭(27th Tokyo International Film Festival)」

第一回目となる今年はタイ映画に注目! 「魅惑のタイ」と題してタイ映画の新作をはじめ、インディーズからメジャーまで幅広いラインアップで上映されます。

期間中は「東京 サクラ グランプリ」を選出する同映画祭のメイン部門である「コンペティション」(15本)をはじめ、日本未公開のエンタテインメント最新作をプレミア上映する「特別招待作品」、 独創的な日本のインディペンデント映画作品に焦点を当てた「日本映画・スプラッシュ」、 世界各国の話題作を取り上げる「ワールド・フォーカス」、 あるいはアジア(日本、中東地域を含む)で作られた新鋭監督の1本目または2本目の長編作品を対象にしたコンペティション部門「アジアの未来」などがあります。

そして、今年から国際交流基金アジアセンターがアジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当てた「CROSSCUT ASIA」(クロスカット・アジア)を東京国際映画祭内に創設。アジアを鋭く切り取った珠玉の映画を紹介するアジア映画の特集上映を行います。第1回の今年はタイに焦点を当てた「」。

第27回東京国際映画祭