日本とフィリピン間での国際電話

日本からフィリピンへの国際電話

日本からフィリピンへ国際電話をかける場合は、
国際電話会社の番号＋国際電話識別番号＋フィリピンの国番号＋市外局番（市外局番の前の0を取る）＋相手の電話番号
となります。

日本の国際電話会社の番号は電話会社によって異なります。以下の通りです。
※マイライン登録済の固定電話の場合は不要です。

KDDI：001
NTTコミュニケーションズ：0033
ソフトバンクテレコム：0061
NTTドコモ：010　か　009130（事前登録が必要）
ソフトバンク（携帯）：0061
au：005345
ウィルコム（PHS)：不要

次に国際電話識別番号ですが、日本での国際電話識別番号は、010 です。（auの場合は、この010が不要です）
フィリピンの国番号は、63 です。
フィリピンの市外局番は、もちろん地域によって異なります。
※フィリピンの市外局番は、メトロ･マニラ：02のように2桁の場合もあれば、セブ：032のように3桁の場合、あるいは地域によっては、4桁、5桁の場合もあります。フィリピンの市外局番の詳細は、フィリピンの市外局番ページを参照。

そこで、日本からメトロ・マニラ在住の者の電話番号、111-1111 に国際電話をかける場合を例にとると･･････
国際電話会社の番号＋010＋63＋2-111-111

となります。

日本からフィリピンの携帯電話への国際電話

基本的には、上記と同じで、
国際電話会社の番号＋国際電話識別番号＋フィリピンの国番号＋市外局番（市外局番の前の0を取る）＋相手の電話番号
です。

そこで、0906-111-1111　にかける場合、最初の4桁がグローブ社の局番にあたるので、 0を除いた番号、つまり 906-111-1111に電話します。具体的には、以下の通りです。

国際電話会社の番号＋010＋63＋906-111-1111

※フィリピンの携帯電話の局番の詳細は、フィリピンの市外局番ページを参照。

余談ですが、日本の歴史上初の国際電話の相手国は、なんとフィリピン！　 1934年（昭和9年）に、東京～マニラ間の無線国際電話が開通したことが日本初の国際電話です。

フィリピンから日本への国際電話

フィリピンから日本への国際電話をかける場合は、
国際電話識別番号＋日本の国番号＋市外局番（最初の0を取る）＋相手の電話番号
となります。

フィリピンでの国際電話識別番号は 00 です。
日本の国番号は、81 です。

そこで、日本の東京23区以内に住む者の電話番号、1111-1111 に国際電話をかける場合を例にとると･･････

00＋81＋3＋1111-1111

となります。市外局番の前ｎある「0」は、国内プレフィックスと呼ばれるもので、国内通話として認識させる「サイン」です。従って、国際電話の場合は、この初めの「0」はダイヤルしません。

ちなみに、旅行で宿泊するホテルの客室から国際電話をかけると、通話料とは別に高額の手数料を取られるため、かなり割高となります。そこで、利用したいのがテレホンカード専用の公衆電話。

カード式公衆電話は、国際電話の通話も可能です。 500ペソのカードで約13分間、通話できます。テレホンカードはコンビ二などで手軽に購入できます。

あるいは、国際直通電話（IDD）を利用して国際電話をかける方法や、直接、フィリピン長距離電話会社（PLDT）に赴き、国際電話をかける方法もあります。

国際電話会社

KDDI 国際電話は001: KDDIの国際電話に関する専門サイト。日本から海外、海外から日本への国際電話のかけ方、 001国際モバイルトーク、海外で使えるプリペイドカードなど、KDDIが展開する各種国際電話サービスについて。
506506.ntt.com NTTコミュニケーションズ: NTTコミュニケーションズの個人ユーザー向けサイト。国際電話のかけ方、国際電話の通話料金・国番号など。
ソフトバンクテレコム: ソフトバンクテレコム（固定電話）のサイトの国際電話のコーナーで、国際通話に関する情報を掲載しています。
au by KDDI: KDDIのサイトの国際サービスのコーナーでは、auの国際ローミングサービス「グローバルパスポート」、 au ICカードを使う「グローバルエキスパート」などの解説など。
NTTドコモ: NTTドコモのサイトにある海外でつかう・海外へかけるコーナーでは、国際ローミングサービス、WORLD WING（ワールドウィング）、ドコモの国際電話、WORLD CALL（ワールドコール）の解説など。
SoftBank/ソフトバンク: SoftBank/ソフトバンク（携帯）のサイトの国際サービスサービスのコーナーで、国際ローミング、SMS、海外での通話料・通信料についてなど。
WILLCOM｜ウィルコム: WILLCOM｜ウィルコムのサイトの国際電話サービスのコーナーで、携帯電話からの国際電話のかけ方、料金など。

お得な国際電話リンク集

でんわ情報: 国際電話の通話料金を総合比較したサイト。フィリピンへの国際電話についても、各社サービスの料金比較を詳細に掲載。
格安国際電話「モビラパーソナル」: フィリピンを含む世界230の国や地域に、日本の携帯電話から1分20円という格安料金で国際電話できるサービスを展開。
ブラステル国際電話: 格安の国際電話プリペイドカードを扱っている。主要なコンビニでの支払いが可能。

スカイプ/Skypeでフィリピンに国際電話

最近は、P2Pという技術を使ったスカイプ/Skypeが大きな脚光を浴びています。比較的低速なネット回線でも、比較的、高音質で安定した音声通話を実現していることから、 “世界中どこでも無料通話できるインターネット電話”として使用できる可能性があるからです。

“フィリピンに無料電話”できる「インターネット電話」とは言っても、相手がスカイプ/Skypeを使える環境にあることが条件となります。

スカイプ/Skypeを使うには、ADSLやケーブルモデム、あるいは光ファイバー接続などのブロードバンド環境が必要です。回線速度が120kbp以上あれば、かなり安定しています。 WEBカメラがあるなら、「ビデオ・チャット」「テレビ電話」的な使い方もできます。

33.6kbps以上のモデムによるダイヤルアップ接続でも通話は可能のようですが、ちょっと苦しいと思います。

さて、スカイプ/Skypeで画期的なことは、スカイプ/Skype同士だけでなく、スカイプ/Skypeから世界各地の固定電話や携帯電話に電話できることです。この場合は有料となりますが、かなり格安料金です。

スカイプ/Skype日本語公式サイトで確認してみたところ、日本からフィリピンの固定電話への通話は1分22円54銭、フィリピンの携帯電話への通話は1分28円28銭でした（2007年8月時点）。

実際、フィリピン・マニラ首都圏に住む友人に、自宅（日本）からスカイプ/Skypeを使って、相手の携帯電話へ電話してみたところ、昼間はそこそこ使えました。しかし、日本時間で夜11時以降となると、回線がなかなか繋がらず、繋がってもすぐ切れてしまうような状況でした。現在、フィリピンへの国際電話は、 1分20円を切るプリペイドカードもあることも考えると、スカイプ/Skypeは最良の選択肢ではありませんが、将来的にどうなるか、ちょっと気になるところです。

さて、スカイプ/Skypeには、さらに「SkypeIn」と呼ばれる有料の着信サービスもあります。これは、Skypeユーザーが専用の電話番号を持つことができるサービスです。

専用の電話番号を持てるので、一般の固定電話・携帯電話から、スカイプ/Skypeへと電話することができます。残念ながら、現時点では、フィリピンのユーザーは専用の電話番号を持てませんが、日本のユーザーは持つことができます。

Skype日本語公式サイト: Skype日本語公式サイト。Skypeを無料ダウンロードできまる。
Livedoor Skype: Skype Technologies社と提携しているライブドアのSkyp公式サイト。
BUFFALO Skype: Skype Technologies社と提携しているバッファローのSkyp公式サイト。

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