2014年3月末から羽田⇔フィリピン線が新規に運航する可能性も!

2014年3月末から予定されている羽田空港の国際線発着枠増加に伴い、日本とフィリピン間で合計4便までの運航が可能との合意! / 2013年9月11日(水)・12日(木)

2013年9月11日(水)から12日(木)にかけて東京で開かれた日本とフィリピンの航空当局間会議で、羽田空港乗り入れについて新たな枠組みが合意しました。

合意の内容は、羽田空港の国際線発着枠が3万回から6万回に増加する2014年3月末(予定)の段階で、日本とフィリピンの双方の昼間時間帯に1日2便、深夜早朝時間帯に1日2便、計4便まで運航を可能とするというもの。

羽田空港の昼間時間帯の増枠に合意した国は、英国、フランス、中国、シンガポール、タイ、ドイツ、ベトナム、インドネシアに続いて9カ国目となります。

また、首都圏空港を含むオープンスカイにも合意しました。 オープンスカイとは、航空会社が自国・相手国の政府を通さずに、航空会社や空港側との直接交渉で新しい路線への参入や撤退、路線の便数や運賃の設定を決めることができるという、航空路線の自由化です。アメリカやEU、そしてアジア諸国でも、現在、オープンスカイ政策を導入しつつあります。

成田空港では二国間輸送を相互に自由化し、さらに首都圏以外の空港でも、二国間輸送および以遠地点への輸送(相手国で旅客・貨物の積み込み、第三国へ積み卸す)を相互に自由化するとしています。首都圏空港を含むオープンスカイに合意した国・地域はフィリピンが25ヶ国目となります。

このほか、日本とフィリピン双方の航空企業による運航の柔軟性を拡大する観点から、コードシェア枠組を自由化することでも合意しています。

現時点では、どの航空会社が羽田⇔フィリピン線を運航するかは未定ですが、日本航空(JL)などが意欲を示している、という報道も見られます。

ちなみに、日本からフィリピンへの日本人訪問者数は、2013年1月から5月までの累計値で7.51%増の17万9984人と増加傾向にあります。またさる7月にはフィリピン人の訪日ビザ要件が緩和しています。

今回の航空交渉の合意を契機に、日本とフィリピン間の“距離”がさらに縮まりそうです!

羽田空港。きれい、さぶい。
羽田空港。きれい、さぶい。 / cytech

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