2015年1月のローマ教皇のフィリピン訪問スケジュール・影響
ローマ教皇が20年ぶりにフィリピン訪問! 滞在スケジュール、空港や主要道路の交通規制について / 2015年1月15日(木)~19日(日)
2015年1月15日(木)~19日(日)にかけてローマ教皇フランシスコ1世がフィリピンを訪問します。
ローマ教皇がフィリピンを訪れるのは、1995年にヨハネ・パウロ2世が訪れて以来、20年ぶりのこと。フィリピンの国民性から考えて熱狂的な歓迎ぶりになることでしょう。
今回、ローマ教皇が訪問するのは、マニラ、そして2013年の台風30号「ヨランダ」により大きな被害にあったレイテ島のタクロバンが予定されています。
前回のフィリピン訪問時にマニラで行われた合同ミサには、400万~500万人もの信者が参加したと言われていますが、今回は約600万人もの参加が見込まれています。
空港や主要道路が時期によって閉鎖されることをはじめ、様々な影響が予想されます。
期間中、フィリピンを訪れる方は特別な注意を払う必要があります。
フィリピン訪問スケジュール日程
バチカンが発表した、ローマ教皇のフィリピン訪問スケジュールは以下の通り。
- 1月15日(木)
- 17時45分: パサイ市ビリアモール空軍基地に到着後、パサイのタフト通り沿いにあるバチカン大使館(Holy See (Vatican City) in Manila. 2140 Taft Avenue)に向けて車でパレード。
- 1月16日(金)
- 9時15分: マラカニアン宮殿(大統領官邸)にてアキノ大統領による歓迎セレモニー。
- 10時15分: 外交団とのミーティング後、マニラ大聖堂に向けて車でパレードミサ。
- 11時15分: マニラ大聖堂で聖職者・関係者向けのミサ(2000人限定、一般非公開)。その後、モールオブアジアへ車でパレード。
- 17時30分: モール・オブ・アジア訪問し、関係者ミーティング。
- 1月17日(土)
- 8時15分: ビリヤモール空軍基地からタクロバン空港へ向けて出発。
- 9時30分: タクロバン空港に到着。10時からタクロバン空港で合同ミサ。
- 12時45分: レイテ島パロの大司教邸にて、昨年、フィリピンに多大な被害をもたらした台風「ヨランダ」の被災者とランチ。
- 15時: レイテ島パロの貧困者向け施設訪問。
- 15時30分: パロ大聖堂で聖職者、関係者、ヨランダ被災者家族とのミーティング。
- 17時: マニラに向けて出発。18時15分、パサイにあるビリヤモール空軍基地到着。
- 1月18日(日)
- 9時45分: セントトーマス大学を訪問し、各宗教団体関係者とのミーティング。
- 10時30分: セントトーマス大学のスポーツユースとのミーティング、スピーチ後、リサール公園へ車でパレード。
- 15時30分: リーサル公園で合同ミサ。
- 1月19日(月)
- 9時45分: ビリヤモール空軍基地にてセレモニー後、10時にローマへ。
ローマ教皇のフィリピン訪問で予想される影響
フィリピン政府は混乱を避けるため、急遽、1月15日(木)、16日(金)、19日(月)をメトロマニラ(マニラ首都圏)の特別な祝日にするとアナウンスしています。
つまり、メトロマニラは土・日をはさんで5連休となります。
ローマ教皇が飛行機で移動する際は、空港上空の飛行が禁止されます。そのため、1月15日、17日、19日は離着陸が一時的に制限されるため、欠航便や時間変更が出るなど、空路に大きな混乱が予想されます。
空港/フライト関連の最新情報は、マニラ国際空港公団(Manila International Airport Authority )のフェイスブック:「Naia Miaa」をチェックするのが良さげです。
1月15日(木)の午前中には、ローマ教皇フィリピン訪問に伴う空港業務制限に関する以下のような最新情報がアップされています。
また、マニラ国際空港公団(Manila International Airport Authority のツイッター公式アカウントは、 @naia_miaa(NAIA)です。
フィリピン政府広報(Official Gazette of the Republic of the Philippines)のフェイスブックにもローマ教皇のフィリピン訪問に関連する最新情報がアップされています。
Official Gazette of the Republic of the Philippines
在フィリピン 日本大使館も、以下のように
ローマ法王のフィリピン訪問時における交通規制等について注意喚起を促しています。
ローマ法王のフィリピン訪問時における交通規制情報(2015年1月14日)
ローマ法王のフィリピン訪問時における交通規制等について(注意喚起:その2)(2015年1月14日)
ローマ法王のフィリピン訪問時における交通規制等について(注意喚起)(2014年12月17日)
一方、マニラ市は1月12日から道路の清掃作業を始め、1月15日(木)の0時01分から主要道路の閉鎖を始めるとアナウンスしています。また、マニラ市の一部では酒類の販売と飲酒を禁止されるようです。
とにかく、旅行者はローマ教皇がマニラに滞在する1月15日(木)、16日(金)、18日(日)は、外出を控えることが賢明です!
特に1月18日(日)のリサール公園で15時30分から予定されている合同ミサは凄まじい混雑が予想されます。
約600万人もの参加が見込まれているとのことですが、リサール公園が収容できる人数は120万人。
その数字を遥かに超えているため、ロハス通り沿いなどに、物凄い数の人間が溢れることになります。
なお、バチカンのメディア関係者はダイヤモンドホテル、国際関係メディアはマニラホテルを拠点として使用予定。
参考URL
- 道路封鎖情報:http://www.gov.ph/state-visits-ph/popeph/roads-closed-popeph/
- 空港運用情報:http://www.gov.ph/state-visits-ph/popeph/advisory-flight-operations-during-the-papal-visit/
- 飛行・航行禁止区域:http://www.gov.ph/state-visits-ph/popeph/no-fly-and-no-sail-zone-during-the-papal-visit/
- LRT-1運行情報:http://www.gov.ph/state-visits-ph/popeph/lrt-schedule-popeph/
- フィリピン政府広報 Facebook:https://www.facebook.com/govph
- NAIA Facebook:https://www.facebook.com/MIAAGovPh
- 在フィリピン 日本国大使館:http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm