フィースト・オブ・ザ・ブラック・ナザレ詳細情報
ブラック・ナザレ祭 / Feast of the Black Nazarene
- 時期
- 1月9日
- 場所
- マニラ・キアポ / Quiapo, Manila
- 内容・解説
- 毎年1月9日に、キアポ教会内にある「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」が教会の外に持ち出され、神輿のように担いで周辺を練り歩きまわるパレードが大々的に行われます。 フィリピンのカトリックの最大の宗教行事の一つとなっています。
- この「黒いキリスト像/Black Nazarene」は、1606年1月9日にキリスト教の布教目的でメキシコからフィリピンに運ばれてきた、ほぼ等身大の木製の像です。 「黒い肌」のキリスト像というあたりが、フィリピンでの人気ぶりに一役買っているようです。
- この像に触ると「病気が治癒する」「奇跡を起こる」と言われており、 普段から、熱心な信者がキアポ教会には訪れますが、1月9日のパレードにはフィリピン全土から集まった信者が殺到! 毎年、死者やけが人が耐えません。
- 1月9日の早朝、リサール公園のキリノ・グランドスタンド/Rizal Park’s Quirino Grandstand で首都圏マニラ教区の枢機卿による礼拝が行われた 後、「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」は台車に乗せられます。信者たちは、台車に繋げられた50メートルものマニラ麻製のロープを引っ張る形で、 ルネタ公園、イントラムロス、他、マニラの通りを行進。十数時間という長い長いパレード行進を経て、再びキアポ教会に戻ってきます。 この行進は、もともとイントラムロスにあった「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」がキアポ教会に移された歴史的経緯を祝う意味があります。
- この行進中、とにかく凄まじい人々が「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」に触れようと殺到します。 「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」は、普段、黄色の衣装を纏っているため、参列者の多くが黄色いTシャツを着込み、手にはタオルを握り締めています。 そのタオルで像をなでて、その「奇跡」にあやかろうとします。しかも、ほとんどの参列者は「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」に 敬虔の意を表すため、素足で行進に参加します。
- その熱狂的な様子をテレビで見たときは、本当に驚きました (*_*) 報道によると参列者は約200万人!とのことです。 2007年1月9日に400回目を迎えており、2012年1月9日には実に405回目となる伝統を誇っています。また、1月9日だけでなく、 聖金曜日にも、「黒いキリスト像/ブラック・ナザレ」の行進行事が行われます。
- 公式・関連サイト
- GMA NEWSによる The Black Nazarene に関するレポート
写真ギャラリー
Fascade of Basilika Ng Nazareno / Constantine Agustin
Inside Basilika Ng Nazareno I / Constantine Agustin
Feast of the Black Nazarene 2011 / IMAGINEMARC
Feast of the Black Nazarene 2011 / IMAGINEMARC
Feast of the Black Nazarene 2011 / IMAGINEMARC
Preview / denvie balidoy
Feast of the Black Nazarene 2011 / IMAGINEMARC
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