「ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday」「車の影に / Chassi」@アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011開催!/2011年9月16日(金)~9月25日(日)

2011年9月16日(金)~9月25日(日)の期間、今年も福岡県福岡市にて「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011」が開かれます。

アジア映画に焦点をあてた映画祭として注目を集めてきた同映画祭も、早いもので今年で21回目。 今年も、アジア各地からの豪華なゲストを迎えての9月16日のオープニングセレモニーに始まり、 東アジア・南アジア・西アジアに至るまでカバーしての多岐に渡る映画が上映されます。

気になるフィリピン関連の映画は?と言えば、台湾で働くフィリピンの出稼ぎ労働者たちの現実と見果てぬ夢を コメディ・タッチで描いた「ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday」(2009年/台湾・日本・フィリピン・フランス合作)が上映されます。

そして、もう一本。トラックの車体の下に暮らす家族!というフィリピンの最底辺の姿を 描いた「車の影に / Chassis」(2009年/フィリピン)が上映されます。

ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday 解説

2009年に台湾・日本(NHK)・フィリピン・フランスの合作で制作された「ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday」 は、台湾で働くフィリピンの出稼ぎ労働者たちの現実と見果てぬ夢を コメディ・タッチで描いた作品です。監督は台湾のウィ・ディン・ホー監督。

ご存知のように、世界中に出稼ぎ労働者として働くフィリピン人がいます。アジアでも日本や香港で働くフィリピン人たちの 姿は、これまで様々なメディアで描かれてきましたが、この映画の舞台は台湾です。

台湾を訪れた方なら、台北駅の建物の中に沢山のフィリピン系の店があることを目にしたハズ。台湾にも多数の フィリピン人たちが働き、生活をしています。

そんな台湾におけるフィリピン人出稼ぎ労働者の現実と夢を、ロードムービー&コメディー、かつシュールな展開で 描いた作品です。

ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday 予告編動画

ピノイ・サンデー / Pinoy Sunday 上映日時

  1. 9月17日(土) 12:45~ T・ジョイ博多 シアター8
  2. 9月17日(土) 20:45~ T・ジョイ博多 シアター8
  3. 9月22日(木) 10:00~ T・ジョイ博多 シアター8
  4. 9月25日(日) 18:00~ T・ジョイ博多 シアター8

車の影に / Chassis 解説

16番埠頭のトラックの車体の下に暮らす夫婦と娘。トラックの運転手である夫は貨物を地方から地方へと運び、 家族は、警備員につかまらないように、毎日、一つのトラックから別のトラックへと移動する生活。

そんな社会の最底辺に暮らす希望のない姿を描いた作品です。アドルフォ・ボリナガ・アリックスJr.監督作品(2009年フィリピン制作)

車の影に / Chassis 上映日時

  1. 9月19日(月・祝) 10:00~ T・ジョイ博多 シアター8
  2. 9月21日(水) 18:15~ T・ジョイ博多 シアター8
  3. 9月23日(金・祝) 21:05~ T・ジョイ博多 シアター8
  4. 9月24日(土) 18:15~ T・ジョイ博多 シアター8

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011の概要

  1. 期間:2011年9月16日(金)~9月25日(日)
  2. 会場:福岡県・福岡市 シネマコンプレックスのT・ジョイ、JR博多シティ、JR九州ホール
  3. 主催:アジアフォーカス・福岡国際映画祭実行委員会/福岡市
  4. チケットなどの詳細は、アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011オフィシャルサイトにて

ジア映画の魅力を様々な角度から語るセミナー「アジア映画文化フォーラム」

また、アジア映画の魅力を様々な角度から語るセミナー「アジア映画文化フォーラム」の第一部「アジア映画で活躍する日本人」では、 フィリピンを拠点に活躍し続けてきた日本人女優、シンシア・ラスターこと大島由加里さんも登場します。

さらに「アジア映画文化フォーラム」の第ニ部「アジア的ホラー・コメディの可能性」では、 「ピノイ・サンデー」の監督であるウィ・ディン・ホー氏らを招いてのパネル・ディスカッションが行われます。

アジア映画文化フォーラムの概要

第一部アジア映画で活躍する日本人
日時:2011年9月18日(日)14:00~
会場:福岡県・福岡市 JR博多シティ10F大会議場
司会:梁木靖弘 福岡国際映画祭ディレクター)
スピーカー:シンシア ラスター(大島由加里)、 小野光輔(「歓待」プロデューサー)、 杉野希妃(「歓待」女優・プロデューサー)
入場チケット:無料・先着順
第二部 アジア的ホラー・コメディの可能性
日時:2011年9月18日(日)15:30~
会場:福岡県・福岡市 JR博多シティ10F大会議場
司会:深尾淳一(映画専門大学院大学)
パネリスト:深田晃司(「歓待」監督)、 ウィ・ディン・ホー(「ピノイ・サンデー」監督)、 山本博之(京都大学)
入場チケット:無料・先着順